2016年5月頃から、日本にある中国領事館では、国籍喪失の証明書を申請した者の旅券(パスポート)を預かることなく、国籍喪失の証明書を発行するようになりました。

手続別

国籍喪失の証明書とは

帰化申請(外国人が日本の国籍をもらうための申請)では、法務局から「国籍喪失の証明書」という書類の提出を求められます(申請人の国籍によっては、提出する必要がない場合もあります)。

これは「日本の国籍を取得した際には、現在の国籍を喪失してもかまいません」という内容の証明書で、申請人の本国の政府から発行してもらいます。日本では、二重国籍は基本的に認められていないため、このような証明書の提出が求められます。

申請人が本国の国籍を失ない無国籍状態になってしまうことを防ぐためにも、この国籍喪失の証明書は、法務局の担当者から指示があってから取得します。

以前の中国領事館の対応

2016年4月頃までは、日本に帰化申請をした中国人が、この「国籍喪失の証明書」を日本にある中国領事館に申請すると、「国籍喪失の証明書」の発行と引き換えに、(国籍喪失の証明書の)申請人の旅券を領事館に預ける(返納)必要がありました。

したがって、この中国人は、法務局から帰化許可が出て日本政府発行の旅券を手にするまでは、旅券がない状態になります。もし、旅券がないがどうしても中国や他国に行く必要があるときは、領事館から「旅行証(トラベルドキュメント)」の発給を受けて日本から出国する必要がありました。

法務局から帰化が許可されなかったときは、中国領事館から旅券を再発行してもらうことができました。

 

現在の中国領事館の対応

2016年5月頃から、中国領事館では、国籍喪失の証明書を申請した者の旅券(パスポート)を預かることなく、国籍喪失の証明書を発行してくれるようになっています(中国領事館、法務局にも確認済みです)。

これを受けて、法務局では以前より早い段階で「国籍喪失の証明書」の提出を求めるようになり、私が受けた事案では、「国籍喪失の証明書は申請の時に間に合えば、一緒に提出してください」と担当者から指示がありました。

 

 

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