予定通り修了しなかった理由として、知識が足りずに苦労した、担当教官とのコミュニケーションがうまく取れずに研究が思うように進まなかった、家庭の事情で日本にいなかった等事情があれば、その事情を正直に書くようにします。合わせて、今までの研究の成果、博士課程の修了見込みを説明します。
資料提出通知書とは?
「資料提出通知書」とは、入国管理局の審査官が、在留の申請に関する審査を進めるうえで、質問や具体的に回答して欲しい事項があるときに、申請人に対して送付する質問書です。
「留学」の在留資格の更新申請の場合だと、大学の授業に出席していない理由やアルバイトのこと、大学院生には予定通りに修了しなかった理由について、質問されることがあります。
資料提出通知書に対する回答の方法
修士課程が予定通りに修了しなかったので、在留期間更新許可申請をした際にも、入国管理局の審査官は、その理由を資料提出通知書で尋ねてくることがあります。
入国管理局の審査官は、修了しなかった理由を尋ねる一方で、「予定通りに博士課程を修了することの難しさ」も分かっていると思います。
したがって、知識が足りず苦労した、担当教官とのコミュニケーションがうまく取れずに研究が思うように進まなかった、指導教官が異動で変更になった、研究のためにも一旦社会に出て働こうか迷った時期があった、家庭の事情で日本にいなかったというような事情があれば、正直に書きます。
嘘をつく必要はありませんし、嘘は必ずどこかでバレるので、今後の在留審査に影響します。入国管理局の審査官は鬼ではないので、上記のような事情があれば理解してくれると思います。
そのうえで、今まで書いた論文の内容と成果、今後どのように研究を進めて、いつには修了する見込みなのか、を具体的に資料提出通知書に記載して回答書として提出期限までに提出します。