「国際業務」カテゴリーの上陸基準省令では、原則として3年以上の実務経験が要求されていますが、但書きで、「大学を卒業した者が翻訳、通訳又は語学の指導に係る業務に従事する場合は、この限りではない」とされています。

翻訳・通訳に必要な能力

翻訳・通訳をするためには、2か国語以上の読み書きができることが必要です。日本において、在留資格「技術・人文知識・国際業務」をもって翻訳、通訳に従事している方は、母国語と日本語で、翻訳・通訳しているのが一般的だと思います。

しかしながら、在留資格「技術・人文知識・国際業務」で想定している翻訳・通訳は、母国語と日本語に限定しているわけではありません。例えば、英語と中国語、韓国語とスペイン語などの翻訳・通訳も含んでいます。

母国語以外の言語を翻訳・通訳する場合、その業務ができるレベルにあることを立証する必要があります。どこで、どのようにその言語を習得したのかを説明し、翻訳・通訳できるレベルにあることを語学力の証明書やスコア表などで示すことになります。

外国人 ひらめき

外国の大学で日本語学科等を卒業している場合

例えば、英語を母国語とするアメリカ人が日本の大学に4年間留学して、卒業後に日本の企業に就職して、翻訳・通訳に従事する場合は、当然母国語である英語はできますし、日本の大学で日本語による授業や試験を受けてきたわけですから、「国際業務」のカテゴリーで、実務経験が無くても翻訳・通訳を行うことができます。

一方で、英語を母国語とするアメリカ人が、アメリカの大学で日本語や日本文学を専攻したので日本語を話すことができる場合は、「国際業務」カテゴリーではなく「人文知識」のカテゴリー(業務の知識に係る科目を先行して大学を卒業し)に該当することになり、この場合も実務経験がなくても翻訳・通訳の業務に従事することが可能です。

 

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