札幌の外国人のビザ、在留資格専門の行政書士 木田晶子です。
カナダでは多くの移民を受け入れていますが、カナダの移民政策は、大きな転換期にあります。
私が2月末~3月中旬までの1か月弱、缶詰になって取り組んてきた仕事がケベック州への「投資移民ビザ」申請です。
なぜ缶詰になってやらなければならなかったかというと、2015年3月20日で投資移民ビザ申請が締切になり、その後、再開される目途が無いから、です。
私がカナダの移民弁護士事務所で働いていた10年前は、カナダのどこの州でも「投資移民ビザ」がありました。
当時は、「80万カナダドルの財産があり、40万カナダドルの投資が可能である」、というような条件でした。
でも、ケベック州が最後の一つとなり、それも終わってしまった。。。ということです。
再開される目途は無く、もし再開されたとしても財産額と投資額が高くなるだろう、というカナダの弁護士の話です。
3月20日で締め切られた投資移民ビザでは、「160万カナダドルの財産があり、80万カナダドルの投資が可能であること」、という条件でした。
10年前の倍になっているから、驚きました!
投資移民ビザ申請は、ものすごーく、たくさんの書類を提出・作成することが必要で、それらを日本語から英語に翻訳しなければなりません。
普通なら、半年くらいの期間は軽くかかります。
私も経験がありますが、申請人が日本人以外の外国人の場合、「書類の用意が面倒だ~」みたいな感じで作業がイヤになるらしく、半年間くらい連絡がなくなる、なんてこともありました。
以前、カナダの弁護士が、「日本人は、移民の希望者は多くないけど、頼んだ書類はすぐに用意してくれるから、いいお客さん」と言っていましたが、本当にそうで、今回も、1か月弱という『奇跡』のようなスピードで申請書や添付書類を作り上げました。